飲食店や接客業では出勤した際、朝晩を問わず基本的に「おはようございます」と挨拶をします。
朝でもないのにおはようございますと言うことに違和感を感じることもあるかと思いますが、このおはようございますという言葉はもともとは朝の挨拶という意味合いよりも、「早い時間からご苦労様」という労いを込めて使われていたというルーツがあります。
ルーツを知れば働く者同士の労いの言葉として、朝晩問わずいつ使っても違和感のない言葉と言えるでしょう。
またお客様の目や耳に触れる機会の多い場所で働く飲食業界では、休憩やお手洗いなどを数字を使って表し、「○番いただきます」や「○番入ります」と声をかけて抜けることが多くあります。
これはお客様に聞こえてしまっても何のことかはっきりとは分からないようにするためです。
有名なローカルルールのため、お客様が耳にしても分かってしまうことがあるかもしれませんが、直接的な表現よりは良いとされています。お店によって独自の呼び方をつけている場合が多いので、働いてみてからの楽しみであるでしょう。
飲食店ではお店によって従業員のモチベーションを上げるために、言葉のポジティブ変換を取り入れているところもあるようです。
例えばホールからキッチンへ混雑状況を報告する際には「ホール盛り上がってきました」と報告するなど、ネガティブに捉えると忙しくて大変ということを前向きに変換して口にすることで、職場のモチベーションを上げることができます。探してみると様々な言葉をポジティブ変換することができそうです。