テレビ業界の有名なローカルルールは、出演タレントの「裏かぶり」です。
裏かぶりというのは、同じ時間帯に別々の局で同じタレントがテレビに映ってはいけないというもので、この裏かぶりを回避するために出演時間をずらしたり試行錯誤されています。
なぜ同じ時間帯に複数の局で同じタレントが映ってはいけないのか、その理由は番組スポンサーへの配慮だとされています。出演タレントのギャランティはスポンサーからの広告費で賄っているため、同じ時間帯に出演タレントが複数の番組に出ていると、その出演タレントは番組への貢献度も複数に分散してしまうというわけです。
またテレビ業界のローカルルールはタレントだけではなく、スタッフサイドにも存在します。
まずは未公表番組の守秘義務が挙げられます。新番組の開始や告知などは、テレビ局側が許可しているタイミング以外でネットなどに公表してはいけないのです。
さらに、気をつけなければならないローカルルールもあります。
それは、著名人の個人情報の扱い方です。テレビ局で働いているスタッフは、著名人と一緒に仕事をすることが多くあります。例えば、ドラマのスタッフが主演俳優とプライベートで食事に行ったりしても、大っぴらにSNSなどに投稿してはいけません。もちろん、写真などの投稿も同様です。
テレビ局スタッフのプライベートな時間だとしても、著名人のプライベートと関係がある場合はテレビ局のローカルルールを厳守しなければならないのです。